紫陽花のめまいの中で私たち自転車押したままでキスをする 毎日新聞・毎日歌壇 2020/08/03 加藤治郎氏選 特選にて掲載して頂きました、ありがとうございます。 毎日歌壇：加藤治郎・選 - 毎日新聞

何だってつくれるらしい私たち くちびる吸われたままで見る月 毎日新聞・毎日歌壇 2020/06/09 加藤治郎氏選 四席で掲載して頂きました、ありがとうございます。投稿日を確認すると4月17日、引越しから間もない時期に詠んだ歌でした。 お久しぶりのブログ更新…

ビデオテープきゅるるきゅるると巻き戻す時間含めて映画でしたね 毎日新聞・毎日歌壇 2020/03/23 加藤治郎氏選 このたび加藤さんから初の特選をいただきました。とても嬉しいです、ありがとうございます。 毎日歌壇：加藤治郎・選 - 毎日新聞 https://mainic…

寄せ書きのペンもその都度アルコール消毒をして卒業式の日 毎日新聞・毎日歌壇 2020/03/17 伊藤一彦氏選 このたび二席にて掲載して頂きました。前記事の「以上をもちまして〜」の歌と併せ、紙面に二首採用して頂いたのは今回が三度目でした。只々私にとって…

以上をもちまして本日の公演がまだ眼裏で踊っている 毎日新聞・毎日歌壇 2020/03/17 加藤治郎氏選 眼裏：まなうら。このたび三席にて掲載して頂きました、ありがとうございます。

いよいよあと二日後に迫りました、第二回文学フリマ広島!私が初めて文学イベントに出店したのが去年の第一回文学フリマ広島でした。 遅くなりましたが今回のお品書きです。 ①詩集『秘境』 A5サイズ/52頁/1,000円 昨年、第一回文学フリマ広島に出店するのを機…

乳飲み子よ泣くなよ泣くな図書館はいつか友になる本でいっぱい 毎日新聞・毎日歌壇 2020/02/17 米川千嘉子氏選 この度特選で載せて頂きました。米川さんの評がとても素敵で胸がいっぱいに、ありがとうございます...! 毎日歌壇：米川千嘉子・選 - 毎日新聞 ht…

都道府県対抗男子駅伝沿道のエールに県境はなし 毎日新聞・毎日歌壇 2020/02/11 伊藤一彦氏選 三席にて掲載して頂きました、ありがとうございます。

彫り深き青年の目が追っている振り仮名入りの暮らしの日本語 毎日新聞・毎日歌壇 2020/01/20 伊藤一彦氏選 先ほどアップした短歌と同日に載せて頂きました。紙面に二首採用されるミラクルは短歌を始めた2017年の夏以来二回目、お祝いに家族がTEA18のタピオカ…

思い出があるから生きていけること 飴茶いろの夜明けに抱かれる 毎日新聞・毎日歌壇 2020/01/20 加藤治郎氏選 詩の香りが強めですが、私自身思い入れのある歌で、掲載して頂きうれしかったです。 上の句は長年、ずっと私の内にあるフレーズでした。それが偶…

「野心」 野心ですか そりゃあ 僕だって持っていますとも いついつまでも 野かけめぐる心

ウィキペディアその日のうちに換えられて元メンバーって悲しすぎるね 毎日新聞・毎日歌壇 2019/12/23 加藤治郎氏選 今回二席で掲載して頂きました、ありがとうございます。

「注目です」「期待してます」きらきらのスポーツニュースで締めくくる夜 毎日新聞・毎日歌壇 2019/11/12 米川千嘉子氏選 掲載して頂きありがとうございます。

二人して行けず終わったブータン展しあわせか、そう問わずに済んだ 毎日新聞・毎日歌壇 2019/10/14 米川千嘉子氏・選 https://mainichi.jp/articles/20191014/ddm/014/040/044000c 今回特選で載せて頂きました、ありがとうございます。 先月から毎日歌壇への…

いよいよ今日から9月、文学フリマ大阪もいよいよ一週間後に迫って参りました〜。 遅くなりましたが〈ひびこれ〉のお品書きです ① 詩集 「秘境」 A5サイズ/52頁/1,000円 風景としての秘境と、ひそかな心の秘境をテーマに編んだ自身初の詩集。手作り製本ならで…

「詩と思想」9月号にエッセイ〈風はつづくよどこまでも〉を寄稿いたしました。 「つなぐ」をテーマに書かせて頂きました。詩も二篇入っています、どうぞご覧頂けましたらうれしいです。

純白の高層マンションきらきらとまだ誰も居ぬ建造物の美 毎日歌壇 2019/04/23 伊藤一彦氏選 掲載して頂きありがとうございます。 …実はここ一ヶ月ほど毎日歌壇への投稿が出来ていません( ；∀；)元々週が飛ぶことはあるのですが、また近日再スタートしたいと…

第一回文学フリマ広島、早いもので当日まであと一週間を切りました…! アップが遅くなりましたが領布作品のお品書きです。 ①詩集「秘境」 風景としての秘境と、ひそかな心の秘境をテーマにまとめた第一詩集。全19篇、秘境というキーワードで編んだ詩集ですが…

甘酒は夏の季語でも新春に飲めば今年も元気のまじない 毎日新聞・毎日歌壇 2019/01/21 伊藤一彦氏選 掲載いただきありがとうございます。

氷河期の就活から早二十年ぼくらは二度と砕けぬ流氷 毎日新聞・毎日歌壇 2018/11/19 加藤治郎氏選 掲載いただきありがとうございます。

ペッパーに番号呼ばれ席座りタッチパネルで探す求人 毎日新聞・毎日歌壇 2018/10/01 伊藤一彦氏選 掲載いただきありがとうございます。

ー都会で一度甘いハチミツを舐めると 鋭利な幸福感が舌に絡みついて口が開かなくなる人がいるから、気を付けなさいー ヘッドホン越しに、その黄金色に滴る糖度と副作用を耳打ちされる 私は首に巻きついて刺さりっぱなしの、ジンジャーエール色の夜風を丁重に…

友達になる前たがいにスマホ出し連絡先を交換している 毎日新聞・毎日歌壇 2018/04/02 伊藤一彦氏選 掲載いただきありがとうございます。

「笠山椿群生林にて」 吹っ切れたのとは違う あなた達がいたことを もう忘れようとするのとも違う こんなに《別れ》がつらいなら 体ごと音を立て地面に落下する椿は さいごに何を思う まだワッと泣き出しそうなほど 鮮やかな花弁脈を纏ったまま 赤く透けそう…

年賀状でだけやり取りある友の「今年もヨロシク」それがうれしい 毎日新聞・毎日歌壇 2018/01/16 伊藤一彦氏選 https://mainichi.jp/articles/20180116/ddm/014/040/034000c 伊藤氏に初投稿した歌で、初めての特選をいただきました。うれしいです、ありがと…

「アマゾン」 その湿った地上の懐にすっぽり抱かれながら 太陽の位置を眺め、風向きを知るため手の中の草をばらまき きっと私も貴方も、そんな風に指間に澄み渡る碧を祈るようにして生きていた アマゾンの奥地で直立した時に捨てた能力を 何度も朝露が滑る木…

また新書ミニマリストの本を買う資本主義下の申し子たちよ 毎日新聞・毎日歌壇 2017/12/12 加藤治郎氏選 今回初めて二週続きで掲載して頂きました。ありがとうございます。 短歌を始めた頃に比べ、ふと何かしらを三十一音に嵌めていくことが少し身近な作業に…

僕たちはどこまで行っても僕たちでモーターだけがまわる未来も 毎日新聞・毎日歌壇 2017/12/04 加藤治郎氏選 掲載していただきありがとうございます。

別れたら写真は全部消してるよと五枚重ねでかじったポテチ 毎日新聞・毎日歌壇 2017/11/20 加藤治郎氏選 掲載していただきありがとうございます。

誕生日チタン時計をくれたひと絶えずチクチクした恋だった 毎日新聞・毎日歌壇 2017/08/07 加藤治郎氏選 掲載していただきありがとうございます。