文学フリマ広島6 レポ

イベント終了から時間が経ってしまいましたが、先日の2月25日に開催された文学フリマ広島6の出店レポです。

先ず。当日、初めましてでブースに足を運んでくださった皆さま、「中之島さん!」と今年も会いに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました☺️

 

今年も本当に沢山の皆さまにお声を掛けていただき、また今回は新刊2冊を楽しみに来てくださった方も多くて、お蔭様で作り手の私にとってまた一つ感無量な思い出の日となりました。

 

そうなんです。今回の文学フリマ広島6では1作目の詩集『秘境』(2019)から5年ぶりの詩集『みずいろ』と、2020年の創刊から4年ぶりに自由律俳句個人誌『純喫茶』vol.2を新刊で出しました(この2冊も手製本です)。

いまこの文章を書きながら、私自身も、毎年文学フリマに出店していながら何でこんなに新刊を出すのがスローペースなんだろうと思ってしまいますが。でも素の私がかなりゆっくりな人間なので、友人達が見たら特に珍しく思わないかも知れません…笑。

 

でも私のなかで、私の手製本をご購入してくださったお客様に絶対損はさせたくないっていう強い気持ちがあるんですね。

お代をいただく以上「中之島さんの本、買ってよかったー」と読後そのような満足感を持っていただけるよう、私ができることは、新刊を出す時はどの作品を入れるか選別の段階から、最後の製本の検品まで、これなら自分だったら買いたいと思えるものだけをお渡しする。それを大切に、これからも自分の速度で作っていきたいと思います☺️

 

話を戻して。長らくお待たせしましたの新刊『みずいろ』と『純喫茶』vol.2でしたが、純喫茶については今回vol.2が出るのを知って来てくださった方が多くいらしゃって、また「友達に頼まれて買いに来ました!」と教えてくださった方もいて、本当に嬉しかったです。

必ず、またvol.3も作りたい!次回作もどうぞあたたかい目で、待っててやってくださいね。

 

そして詩集『みずいろ』は、やっと私自身のなかで出すタイミングが来て出せた新刊で、今回のブースに並べた時、見本誌コーナーに置かせていただいた時、自分の心の中でじわっと来るものがありました。

『みずいろ』の表紙デザインは、私の手製本の中でも究極にシンプルで、静かで。その『みずいろ』をイベント開始後間もなく見つけてくださり、ご購入くださったお客様がいて、その方に初めてお手渡しできた時は『みずいろ』の巣立ちを見届けた気分で、本当に嬉しかったです…。

先にも述べましたが、私は素がかなりゆっくりで、詩も短歌も自由律俳句も、好きなのに書くのは本当にスロー。それで2作目の詩の冊子を編むのに5年もかかってしまった…。それもあり、1作目の詩集『秘境』を手に取っていただけた年度はご購入者様によってバラバラなのですが、でも今回『みずいろ』のご購入者様の中に『秘境』を持ってくださっている方も何人かいらっしゃって、これも本当に嬉しかったです…。

やっぱり私の創作の原点は詩なので、私にとって詩を書くのは昔も今も本当にエネルギーが要るのですが、今回皆さまと色んなお話をさせていただきながら、これからも詩も頑張って書き続けていきたいと改めて思うきっかけをいただきました。ありがとうございました…!

 

そのような訳で、今回の文学フリマ広島6では、詩集『秘境』『みずいろ』、短歌集『波音はライム色』『オーシャン』、自由律俳句個人誌『純喫茶』vol.1とvol.2の史上最多、計6冊のアイテムを頒布しました。やっと念願だった「どれにしようかな〜」と悩む楽しさも提供できるブースになってきたように思います。

有り難いことに、3形態とも沢山の皆さまにご購入いただくことができました。改めまして、本当にありがとうございました…!

また来年の文学フリマ広島7にも参加できますように。本当に素敵なイベントで、私自身は現代詩ブースにいますが、メインは小説、エッセイの書き手の方々が本当に毎年イベントを盛り上げてくださっていて、文学、活字好きの皆さまには堪らなくアツく楽しい空間だと思います。「まだ行ったことないなー」という方、ぜひ一度、足を運んでみてください!☺️

 

最後に、今回の私のブースの写真を載せて締めくくりたいと思います。こんな感じでした〜(毎回全く同じレイアウトでやってきましたが、地味すぎるなあ…要改善)

 

 

それではイベントレポ、最後までお読みいただきありがとうございました!これからもどうぞ、宜しくお願いいたします☺️

中之島

f:id:junjunhibi:20240310142555j:image