毎日歌壇 2020/06/08(と少し雑記)

何だってつくれるらしい私たち くちびる吸われたままで見る月

 

毎日新聞・毎日歌壇 2020/06/09

加藤治郎氏選

 

四席で掲載して頂きました、ありがとうございます。投稿日を確認すると4月17日、引越しから間もない時期に詠んだ歌でした。

お久しぶりのブログ更新です。この春、丸六年住んだ広島から島根(出雲)に越してきました。瀬戸内から日本海方面へ、初の山陰暮らしです。おそらくこちらに居るのは二、三年かな。新生活から二ヶ月ほど経ちましたが、こちらの印象は先ず店員さん、宅急便のドライバーさんはじめ地元の方々が温厚で優しいな、そして地のお野菜・鮮魚も新鮮で美味しいな、ということ。何よりこれまで行脚したまちのなかで空気もいちばん澄んでいるように思います(ただ海風も強く、春先は特におでこ全開で歩いていました…)。さて、こちらに居るあいだにマスク越しではない新鮮な空気を胸いっぱい吸い込める日は来るでしょうか。敏感肌でマスクが人一倍苦手なのですが、引き続き外出時の装着、刺激を与えず頑張って乗り切りたいです。しかし久々に暮らしが変わり、詩歌も気分新たに筆が進むのかと思いきや、これが漣程度の不発で終わってしまいました…そのぶん今年の夏は新鮮な良い波が来ますよーに。