毎日歌壇 2020/08/10

草を蹴る白馬のような目をしてたもう会えぬのか三浦春馬

 

毎日新聞・毎日歌壇 2020/08/10

伊藤一彦氏選

 

私が初めて春馬くんを知ったのは「14才の母」でした。良い俳優さんだった…とまだ過去形で言えないですね。突然の訃報から数日、もっとかな…暫くの間、ふとした時に春馬くんのことを思い出しぼんやりしていることが多かったです。実はこんなに春馬くんのファンだったのか…と皮肉にも亡くなってからあちこちの戸が開くように気付きました。ミュージカルも一度観てみたかったな。本当の道半ばで遺作となってしまった「カネ恋」。旅立つ前日まで撮影していた…と思うと本当に辛いですが、ラブコメキャラ、求められた以上に演じ切ってくれてるんじゃないかと期待しています。もう会うことの叶わぬ俳優 三浦春馬、頑張って見届けたいです。