第一回文学フリマ広島 レポ

色々忘れやすい猫脳なので(汗)記憶が薄れる前に感想、反省等ブログに残しておこうと思います。文学フリマ初出店者ならではのレポ、宜しければどうぞお付き合い下さい…!

 

①ブース設営について

10時20分会場入り。到着後、忘れないよう最初に見本誌コーナーへ提出に行き、その後設営に取りかかりました。とは言えディスプレイするものは僅かで、あっと言う間に設営は完了…(笑)「そうだ、記録写真を撮ろう!」と何枚か撮影し、そこから号令までの間、暫しゆっくり座っていました。

 

中綴じ本の宿命か、今回詩集が表紙込で15枚だったので、どうしても綴じた側に膨らみがあり、プラス透明バックに入れていたのでいざ会場で平積みすると直ぐスルスルと雪崩が起きそうに…(汗)対処としてイベント最中はそれぞれ5冊ずつテーブルに置くようにし、その都度補充していました。

 

②頒布作品&フリペについて 

初出店の今回、頒布作品は手製の詩集と短歌集、それぞれ1種類のみでの参加でした。ポストカード、栞等のサブ物販品はなし…。ご自由にお取りいただけるものとしてフリペ、それと名刺を持って行きました。フリペはイベント2日前、ブースの余白スペースが気になり急遽A4で連歌あそび的なものを作りました。現代詩ブースで短歌のフリペもどうかと思いましたが、いざテーブルに置くと取り敢えずアイテム増しには一役買ってくれていたかな…(笑)ただ今回のフリペ、チラシコーナーに置くにはクオリティーが怪しすぎたため持っていく勇気がなく…結局自分のブースでのみ置くことに。それでもたまに取って下さる方もいて、急拵えながら頑張っては作ったのでそこは救われました。次回は何か読み物として楽しめるフリペを準備したいですね〜そしてぜひチラシコーナーにも置かせて下さい(笑)

 

③お品書きボードについて

ブースにお越し下さった皆様、実はテーブル端に立てた手作り感満載の(!)お品書きボードには特に目を通されず、来られてすぐ詩集/短歌集の見本をお手に取られる方が殆どでした…(笑)因みにA4印刷したものを薄いダンボール紙に貼付け、ダイソーで購入したタブレットスタンドに立て掛けていました。

 

小説やエッセイ等は頒布作品が例え2点でも、内容をお知らせするのにボード設置はアリだと思うのですが、私のように詩集と短歌集1冊ずつとアイテムが非常に限られている場合、特にお品書きボードはなくてもO.Kかなと感じました。でもいつかは詩集/短歌集とも頒布作品を充実させ、ボードも作り(!)、お客様に「どっちの詩集にするか悩むなぁ〜」とブースでアイテムを選んでいただく楽しさも提供できる出店者になりたいです(笑)

 

④接客について

ブースにお越し下さった皆様、恐らく全員の方が会場で初めて私の作品をお読み下さったのでは思います。お買上げ下さった方の大半が先ず見本誌コーナーでお試し読みされた後、ブースに来られて直ぐお買上げ下さるというパターンでした。次に多かったのが見本誌コーナーでチェックされた後、ブースでももう一度お読みになりご購入下さったお客様です。

 

勿論、ブースでお試し読みのみの方もいらっしゃいました。イベント開始後、初めてブースに来て下さった男性の方が詩集を真剣に読まれていたんです。自分の作品を知らない方がお手に取って下さっている光景は人生初だったので、嬉しいなぁ〜と感じつつも不思議な気持ちでした。お立寄り&お買上げ下さった皆様、どうもありがとうございました…!

 

お越し下さった中で、短歌集に収録の歌について色々深堀りの質問をして下さる方がいて、短歌って実は解釈が面白いのかも知れない!と、短歌愛好家の方とお話したのもこの日が人生初だったのでどきどき貴重な体験になりました。

 

15時頃から来場者の数も段々まばらとなり、15時半には撤収されたブースも点々と見られました。私もその時間からゆっくり片付けを開始。そして16時になり、事務局長様の締めのご挨拶で延べ5時間のイベント、無事終了しました..!

 

⑤その他&まとめ

お昼は自宅から炊き込みご飯のおにぎりを持参し、14時頃ブース内で、おにぎりだけだと喉が渇くのでプチトマトと一緒に食べていました(笑)ひとり店番におにぎりは正解でした〜。飲み物は500ccの水筒にお茶を用意した他、紙パックのグレープフルーツジュースもちびちび飲んでいました。

 

正直、最初は「地元で初開催なら、一度くらい出てみようかな」というノリで申し込んだ文フリでしたが、今回出店を決めてなければ、詩集/短歌集どちらも「編むのは今じゃない」とこれまでの作品をまとめる機会をまだまだ先延ばしにしてたと思うのです。特に今回、詩集の方がレイアウト等骨を折りましたが、イベント一週間前、いよいよ本番の用紙に冊子印刷し、遊び紙と表紙を挟み、初めて綴じた完成品を手にした時はひとしおで、実は文学イベントに出る一番の意義はこれではないかと感じたのです。

これまでは、詩が一つ出来た時点でパソコンに保存し、自分の中ではそこで完結でしたが、本当は編むことまでが詩作の醍醐味なのかなと。兎に角100%好きなように作ってみた初の作品集、勿論課題はありますが出し惜しみ感はゼロです(笑)2冊とも自分にとってはいきなり旧友のような存在になりました。

 

また手製本を通して詩/短歌が好きな方と色々お話したいな、と第二回文学フリマ広島も決定したので(おめでとうございます…!)、来年もぜひ参加出来たらと思います!

大変長行になりましたが〈ひびこれ〉初イベントレポ、最後までお読みいただきありがとうございました…!